6 月 03 2009

Windows 7 RC を使ってみました 2 - 新タスクバーってどうなの!?

Posted by tanjo at 2:22 AM

Windows 7 で大きく変わった部分といえば、タスクバーのインターフェイス。まぁ新機能については各所でもう紹介されてはいますが、私なりに使用感を書いてみようと思います。

win7_taskbar01

実はタスクバーの仕様って Windows 95 からずっと変わってなかったんですね。
そんなベーシックなUIがどう変更されたのか、簡単にピックアップするとこんな感じでしょうか。

  1. タブ型から、大きなアイコン表示へと変更
  2. 各アプリケーションごとにまとめられる
  3. 「クイック起動」の廃止(統合された)
  4. 右クリックメニューの強化
  5. ドラッグでアイコンを並べ替え可能
  6. Aero との連携が強力に

このほかにも、バー右端に「デスクトップの表示」ボタンが追加されたとか、通知領域の非表示アイコンがスライド式ではなくポップアップ式になった等々、けっこう細かくチューニングされているみたいです。
また、今までと(ほぼ)同じようなスタイルに設定することも、実は可能です。

ルック&フィール

ひとことで言ってしまえば、Mac OS X の Dock に近い、です。
「ウィンドウ一覧(…って呼べばいいのか?)」と「クイック起動」が統合されて、さらにウィンドウ一覧もアプリケーションごとにまとめられる仕様になりました。このことで、「開いてるウィンドウの一覧がどんどん追加されていくタブバー」というより「どのアプリケーションが実行されているか表示する領域」という意味合いが強くなったのかな、という印象を受けました。

dock

バーに登録してあるアイコンをクリックしてアプリケーションを開くと、今までのようにウィンドウ一覧として追加されるのではなく、アイコンのまわりに枠がつきます。1アプリで複数のウィンドウを開いていても、この枠が多重になるだけです。
また、アクティブなウィンドウや応答待ちのアプリケーションは枠の色で判別できるようになっています。

win7_taskbar02

そんなわけで、あらかじめたくさんのアプリを登録しておいても、タスクバーの幅が圧迫されて困るなんてことにはならなそうです。…というよりよく使うソフトははじめからタスクバーに入れてランチャとして使ってくれ、と言いいたげですね。ランチャ+アプリケーション&ウィンドウの管理をするバー、内容自体は Dock とだいたい同じというわけです。

ただ、Macと違ってアイコンが洗練されていなかったり、似てるのが多くてまぎらわしかったりして、慣れるまでは戸惑うかもしれません。枠を使ったウィンドウの状態表示は、結構分かりやすくて良いと思うんですけどね。

追加機能

まずは右クリックメニューの強化。
たとえば、エクスプローラや Internet Explorer なら履歴からページを開いたり、Windows Media Player なら曲を再生したり。こういった操作が、わざわざウィンドウを開かずにできるようです。ただ、当然アプリケーション側で対応してないと意味ないので、現行のサードパーティ・ソフトではあまり使えません。
あとそれと、今までデフォルトであった「最大化」とか「最小化」項目がなくなってるけど、正式リリースまでには復活するのでしょうか…。

win7_taskbar03

ドラッグでの表示順並べ替え。
これは個人的にはかなり嬉しいですね。というか今までできなかったのかが疑問なくらい。ついに実装、しかもまるで Google Chrome のタブを並べ替えるかのごとく(笑)、スーッと気持ちよく動かせます。

さらに、Aero との連携も強化されているらしいです。(残念ながら私の仮想環境では Aero が動作しないため確認はできていません。)
Vista 同様、タスクバーの項目上をロールオーバーすると、ウィンドウのサムネイルが瞬時に表示されるみたいです。さらに、複数のウィンドウを抱えているアプリの場合、今度はサムネイル上をロールオーバーすることで、該当ウィンドウだけデスクトップに表示(それ以外は半透明に)なるそうです。この状態でクリックすると、最前面にウィンドウが表示されます。これは Vista の Flip 3D なんかより全然実用的かも。

win7_taskbar04

でも今までのがいい、というときは

さてさていろいろ書いたけど、アイコン表示はやっぱり分かりにくいし、ランチャなら自前で用意するし、アプリケーションごとに勝手にまとめられちゃうし、タスクバー領域は分厚くなるし、そもそもデザインが、…とデメリットになりそうなところも少なくありません。
そんなわけで、できるだけ現行のインターフェイスに近づけようと設定をいじってみたところ、、、
予想外の収穫がありました!

まず設定の仕方としては、タスクバーを右クリック > 「プロパティ」から。

  • タスクバーのデザインで「小さいアイコンの使用」にチェック
  • タスクバーのボタンは「タスクバーがいっぱいの場合に結合」または「結合しない」

win7_taskbar_setting

こうすれば見た目は現行そっくりになります。統合されたクイック起動もそれらしく。もちろんタスクバーを多段表示にすることもできます。
(ただし、クイック起動アイコンをクリックしても右側にウィンドウが追加されるのではなく、アイコン自体がウィンドウを表すタブに変形する、という仕様は変更できません。)

一安心してこの状態で使ってみると、実は結構使いやすくなっていることに気づきました。具体的には…

  1. エクスプローラや Office などでウィンドウがたくさんできても、アプリケーションごとに連続して並んでくれる
  2. ドラッグで順番を並べ替えられるのはやっぱり便利
  3. 複数ウィンドウがあるソフトの場合は、ドラッグするとソフトごとにセットで動いてくれて整理しやすい(1.2.の組み合わせ)

win7_taskbar05

ちょっとしたことだけど、かゆいところに手が届くような感じです。ウィンドウ数が増えてくるとどれがどれだか分かりにくくなって、Alt + Tab に頼るしかない、…という煩わしさは軽減されそうです。

スタートメニュー

ついでにスタートメニューについて、気になる部分があったので書いておきます。

1つは終了ボタンのデフォルトが「スリープ」から「シャットダウン」に戻されていたこと。
Vista のときは新機能のスリープをやたら推してたような気がしますがねぇ(笑)。あまり普及しなかったからか、それともやっぱりこまめに起動し直す必要があるからか。まぁどちらにしても乗り換えユーザにとっては分かりやすくなってくれたと思います。
あ、もちろん、スリープ機能も実装はされてるし、設定でスリープを標準にすることもできますよ!

win7_startmenu

そしてもう1つ、「クラシック・スタートメニュー」が廃止されてること…。
さすがに正式版には搭載されるだろう、と予想している人もいるみたいですが。確かにクラシックメニューが選択できないとなると困るユーザは多いと思います。う~ん、どうなるんでしょうね。

まとめ

たぶん大がかりな新機能やデザインなんかより、タスクバーのUIの方がユーザにとっては全然影響ありますよね。そこを思い切って変更したと聞いて、「大丈夫か?」と正直思っていましたが、思いのほか悪くなかったというのが使ってみた感想です。
でも、とは言っても、私はやっぱり慣れてるうえ使いやすくなった旧来スタイルで使用することになりそうです。(^^;)

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